褥瘡 (じょくそう)
寝たり座ったりした状態の時いつも同じところに一定以上の圧力が持続的に加わることによって、皮膚に障害を起こした状態をいいます。一般的に「床ずれ」と呼ばれています。
褥瘡の原因
いくつかの原因が重なり発生するケースがほとんどです。
- しびれや麻痺などにより感覚が鈍い
- 麻痺や手足の動きが悪くあまり自分で体を動かせない
- 痩せて骨が出っ張っている
- 皮膚や筋肉の衰えで皮膚の弾力がなくしわやたるみがある
- 尿失禁・便失禁がある
- オムツを使用している
- 多汗によりいつも皮膚が湿潤である (しつじゅん:水分が多く湿っていること)
- 栄養に偏りがある など
予防対策
褥瘡の予防対策としては、除圧・スキンケア・栄養の偏りを調整することが重要になります。
除圧
あまり自分で体を動かさない、知覚障害や運動障害・麻痺がある、骨の出っ張り、皮膚や筋力の衰えがある方に対して有効
除圧マットや枕を使用することで圧力の軽減がはかれます。低反発のマットや枕は除圧器具の一つと言えます。そして、褥瘡ができやすい部位に持続的に圧力がかからないよう体の向きを変えることが大切です。寝返りを打てない人は向きを変えることをおすすめします。また、寝具・寝衣のしわやずれにも注意が必要です。
スキンケア
尿失禁・便失禁・多汗の方、その他の方にも有効
スキンケアの基本
- 【皮膚の清潔】
- 汚れを洗い流すことであり、新陳代謝の促進につながる。
- 【皮膚の保湿】
- 皮膚が乾燥し水分が不足することで皮膚のバリア機能が低下するのを防ぐ。皮膚の乾燥を防ぐために保湿クリームやローションを使用し、熱いお湯を避け、ゴシゴシ洗いをしないことが良い。
- 【皮膚の保護】
- 排泄物の付着や接触を防ぐことであり、オムツを使用している人は便等が出たらこまめに交換し、またオムツは吸収が良くムレの少ない素材を選ぶと良い。
栄養の偏りの調整
栄養のバランスや食べる量はもちろんですが、飲み込めない・食べられない人のような場合は、食事の形態を変えてみたり、医師・栄養士など専門家に相談することをおすすめします。
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