広報誌「長寿の森・タイムス」Vol.9発行しました | 有料老人ホーム 長寿の森

広報誌「長寿の森・タイムス」Vol.9発行しました 2010年11月01日

長寿の森・タイムスVol.9(2010年4月~2010年10月)
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■記事の内容

  • 医療法人社団同友会「健診事業40周年感謝の夕べ」
  • 紀行文(長寿の森紀行・連載⑧神話と史実の国・ギリシャ)
  • 長寿の森広場

■誌面の一部を抜粋してご紹介します。

紀行文

長寿の森紀行・連載⑧神話と史実の国・ギリシャ ナビゲーターK・F

今回の旅は、日本でも連日のように財政危機の報道がされているギリシャへ。 EUの優等生であるドイツから「放漫財政」と反発のある借金国は、EUとIMF(国際通貨基金)にて拠出されるように決まったようですが、政策を変えようとするとストライキを起こす国民性…ある意味困ったものです。

このような現状を踏まえギリシャへ到着したわけですが、現地ガイドの第一声が「今日でよかったですね、昨日まで全土の企業が一斉にゼネストを行ってたんですよ」でした。(ちなみに私の帰国する日には、タクシー会社がストをしていました。)その反面、45歳から年金の支給がある国だからなのでしょうか、日本のような貧困を理由に自殺する人はいないそうです。

まず私が感じた印象は、とてものんびりしている国。

最初の観光は、大きな船が浮かぶ港の商業都市テサロニキ。初期のキリスト教(ギリシャ聖教)時代のコインや陶器が展示されているビザンチン博物館を見学。そしてトルコ時代に栄えた街並みを過ぎ、15世紀に築かれた城壁の中のアクロポリスの丘へ。

アレキサンダー大王の“馬上の像”

街を抜けると万年雪を被った、最高峰2917mのオリンポス山が望め、ペラ遺跡からペルギナ遺跡へと移動するとB・C前後のアレキサンダー大王の“馬上の像”が目の前に。この時代は鐙がなく裸馬だったそうですが、どうやって足を踏ん張ったのでしょうか…? 彼は3万の兵を率いてペルシャ~中央アジア~インドと遠征しましたが、あまりの強行軍に兵士は命令を拒んだというエピソードがあります。

メテオラ

私がこの国で一番興味があったのが、カランバカのメテオラ。11世紀に迫害を受けた僧たちの修道院が、なんと500mの奇岩の上に築かれています。岩面に掘られた急な階段を登るのですが、当時人や物を入れ、滑車に吊るした籠で引き上げたという道具はそのまま残っています。頂上にある修道院へ入場する際、女性は腰周りを被う長いスカートを着用しなければなりません。院内には当時の食堂や礼拝堂と共に、歴代の僧たちのサレコウベが並んでいました。

夜の食事は40年在住の日本人ガイドさんがレストランへ依頼。炊飯器でわぎわざ日本米を炊いて下さり、ワカサギのような小魚と海老のてんぷらや、羊の炭焼といった料理を提供して下さいました。

オリンピアのオリーブ畑 まるで桜の様なアーモンドの木

翌日は古代神託の地、デルフィからB・C700~オリンピック発祥の地であるオリンピアへ。見渡す限りのオリーブ畑が続き、道中桜の花と見間違える程そっくりなアーモンドの木も。

ヘラ神殿

オリンピアは博物館・体育場・競技場等、その広大なエリアが聖域となっており、オリンピックの聖火もこのヘラ神殿で採火されています。当時は競技者も観客も男性のみであり、優勝者だけが表彰台に立ち、オリーブの冠をかぶることが許されました。ちなみに2004年に開催されたアテネオリンピックは、砲丸投げのみここで行われました。

パルテノン神殿

そして一路、最後の目的地である首都アテネへ。途中黒鯛の養殖場や美しいビーチを眺めながら、のどかな漁村へ。昼食は塩焼きにした鱸と炊飯器で炊いた白米。なんとその鱸は40cmのビックサイズ!! カメラにおさめようと思っていたのですが、なにせ人数は14人。またたくまに骨だけになってしまいました(笑)首都アテネではギリシャの象徴アクロポリスの丘へ。守護神アテナが祀られているパルテノン神殿は、残念ながら修復中。機械が寫面の視野に入ってしまいました。

また、ギリシャ神話の勝利の女神ニケイロド(ルーブル博物館にも展示されている翼が背にある像)や、アテイコス劇場(野外音楽堂5000入収容)へ。この劇場、1921年の独立戦争でトルコ軍により破壊。修復は第2次世界大戦後に行われ、現在も賑わいをみせています。

私がアテネへ滞在している間、街では地下鉄の工事が行われていたのですが、神話と史実の国であるが故、掘れば古代の遺跡が出土し工事はなかなか進まないそうです。こういった様々な“ギリシャネタ”を披露していただいたのは、今回私たちを案内してくださった日本人ガイドさん。ネタもそうですが、時代の説明や例えが“縄文”とか“弥生”などとても分かりやすく、今までとは違うギリシャを満喫した 旅となりました。

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